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夢と現と幻と

心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつくる

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ワクチンの前に効く薬があるんじゃないの,新型コロナ肺炎

2020年8月3日のExiteニュースに
中共ウイルス 米亡命の中国人研究者、「中国高官は予防でヒドロキシクロロキンを服用」
https://www.excite.co.jp/news/article/EpochTimes_60359/
が掲載されている.

要点は,次の通り.
中共の中枢部は,新型コロナウイルスにヒドロキシクロロキンが効くことを知っている.
しかし,医療従事者や一般人民にはこの情報を公開していない.
その理由は,ワクチン開発による莫大な利益が失われないようにするためらしい.

2020年6月,食品医薬品局(FDA)はヒドロキシクロロキンをCOVID-19の治療に使用することを認めた緊急使用許可を撤回しているが,ヘンリーフォードヘルスシステムは7月2日、ヒドロキシクロロキンによるCOVID-19の治療効果に関するレポートを発表し,それによると,ヒドロキシクロロキンを服用した感染者の死亡率が13%で,服用しなかった感染者の死亡率は26.4%であった.米医師組織「アメリカン・フロントライン・ドクターズ(American's Frontline Doctors)」に所属する医師約20人は7月28日、ワシントンDCで記者会見を開き,科学界と左派メディアが「虚偽の情報と宣伝と科学データ」で、同薬の治療効果を隠そうとしていると非難した.

これって,日本におけるアビガンも同じ構図が見えてるんじゃないかな.

 
 
 
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気候変動と未来

先日,「人類と気候の10万年史」を読んだ,というか,聴いた.audiobookで聴いたのである.
福井県に水月湖という湖がある.三方五湖(みかたごこ)の一つで,このうちの最も大きい湖が水月湖である.名前を聞いただけでも,惹かれるものがある.この湖の湖底にはゆっくりと積もり積もった堆積物が,長年破壊されず,綺麗な縞構造を保ったまま保存されているとの事である.それを年縞(ねんこう)と言う.7万年分以上が堆積しているらしいが,そのうち過去5万年が,時を測る「標準時計」として世界に認められているとのことである.
コロナウイルスの蔓延が落ち着いたら,是非行ってみたいところである.7万年分の堆積物は45mになる.
この本は,この
年縞をもとに話が展開するわけであるが,長期的な地球の気候につて言及している.本書で学んだことは
・基本的に寒い時期が多く,氷期と氷期の間に暖かい間氷期がある.
・現代の温暖化予想より急激な温暖化が過去に認められる.
・気候には安定期と変動期があり,変動期の温度変化は短期間に訪れ得る.
・農耕が始まった時期は,気候が安定し,長期的な予測が成り立つようになってからである.

現在,地球は間氷期の暖かい時期を終わろうとしているようである.

ミランコビッチ・サイクルで表される日射量の変化は、
1.地球の公転軌道の離心率の周期的変化、
2.自転軸の傾きの周期的変化、
3.自転軸の歳差運動
によるとされる.
ウィキペディアのミランコビッチ・サイクルを見ると,以下,引用のようになっている.(地質時代における気候変動との関連,2020/7/5時点)
最近100万年で見ると、公転軌道が正しい円に近づいた90万年前と75万年前と39 - 40万年前には、北緯65度における日射量が1m2あたり480W付近であり変化の少ない日射量の期間である事が表から見て取れる。

それと比べて、95万 - 100万年前と60万年前及び20万年前には公転軌道が比較的ひしゃげて楕円になったこと、自転軸も安定的な80万年前には22.3 - 22.7度前後の変動であったものが22.5 - 24度の間を激しくゆれ動くようになったことなどから日射量が440 - 540Wの間で激しく変化し、寒い氷期と温かい間氷期が繰り返された事が読み取れる。

私が生きている間は,たぶん大丈夫であろうが,今後,気候変動が激しくなると,災害のみならず,農耕自体が難しくなる可能性もある.
長期的に,安定した食料を入手するためには,農作物工場を作らなくてはならない.
世間的には,太陽光発電や風量発電が,正しい方向のように言われているが,間違っているのかもしれない.本当は,今やるべき事は,原子力発電所を建てる技術を磨き,農作物工場を賄えるようすることかもしれない.
さもなければ,食糧危機で治安で治安の乱れた世界が訪れるかもしれない.
コロナウイルスが始まった2020年は,あっという間に世界が変わった.安定に見えていたものも,相転換するときは,急激に変わるものである.

audible

2013年の希望的観測

難しい2013年が明けた.
今年を希望的に占ってみたい.
おみくじは2回別々な神社で引いて,2回とも大吉であった.幸先は良い.
去年末から株価は上昇し,円安傾向である.
年末の衆議院選挙で自民党が勝ったからでもある.
それまでの3年間の暗く沈んだ政治環境に比べれば,大きな変化である.この変化に期待する国民の心も経済には影響する.
安倍総理の誕生は,日本の政治にとって大きな出来事であったと考える.それは,中国の巨大化の中で,民主党の売国的な政策が行われ,多くの日本人が目覚めたからである.

旧ソ連邦が崩壊し,USAが一人勝ちの状況が訪れ,世界の2番手が日本になったときから,USAの標的が日本になっていたと思われる.同じ民主主義国家で有りながら,USAを脅かす仮想敵国になっていたと考えられる.そのため,パパブッシュ,クリントン,子ブッシュと日本の国力(経済力)を削ぐことに力を尽くしてきた.
小泉純一郎時代の竹中は日本の株価を徹底的に引き下げ,海外勢が安く買いたたくチャンスを与え,日本の経済を毀損してきた.同じ流れの中で,中国に投資を進め,中国を太らせる政策を実施してきたのであろう.
更に,国際金融資本の計略により,グローバル化という耳障りの良い言葉と共に新自由主義という経済のためなら弱者からの収奪を許す法案がUSAを筆頭に自由主義社会の国々に蔓延してきた.
そして,現在,世界は国家の意思と国際金融資本と言われる巨大企業群の意思が部分的に重なり合い,場合によっては異る理想を掲げてぶつかり合う時代に突入している.
勿論,昔も富めるものたちの活動はあったであろうが,ほぼ世界中を股にかける企業活動と,実体経済を振り回すほどの金融活動がこれほど大きくなった現在では,富めるものの力は国家(国民の意思)を大きく左右するようになっている.幸いにして,インターネットの普及により,新聞,雑誌,テレビなどの影響力が徐々に小さくなり,国民が隠された情報にアプローチできるようになってきた.しかし,インターネットの玉石混淆の情報から,意味のある情報を探し出してくるのは,activeな少数であり,国民の大方がそのような環境を手に入れるためには,ある程度の経済的なゆとりとリテラシーが必要である.未だに民主党に投票した国民がいたことは,昨年の選挙時点で,覚醒していない国民(あるいは,確信犯的に民主党を支持している市民)がいることを物語っている.

さて,オバマ大統領の前半は,中国が裕福になれば,懐柔するうちに自由主義社会の一員としての自覚を獲得してもらえるとの仮定で,中国に対応していたが,それが幻想であることが徐々に顕わになり,2期目は,中国を明らかに敵対国と認識し始めている.中国は,中華思想で近隣諸国を飲み込みながら,国力が大きくなり手が届く範囲は全て我が領土,領海と考えている.

そこで,再び,USAは日本を中国との戦いの橋頭堡と考えている事であろう.
そうであるならば,USAにとって,日本の経済を多少なりとも立て直し,中国の経済力を削ぎ,太平洋の防衛力を強化することが国益に叶うわけであるから,安倍政権をサポートする必要が出てくる.行き過ぎた円安の是正を許可する可能性があり,中国に取り込まれつつある韓国のウォンが高くなっても致し方ないと考えるはずである.TPPは日本に取って好ましい事ではないが,日本としてはUSAとうまくやって行かなくてはならないので,不本意ながら最終的には参加しなくてはならないかもしれない.しかし,そこはお互いの安全保障のために譲歩しあうことがUSAと日本の間では必要になる.
ところが,ここで問題になるのは,国際金融資本形成多国籍企業の動向である.彼らは,どう考えているか.と言っても彼らは,中心人物がひとりではないため,多種多様な意思の総意として動くことになる.中国がもう十分に肥え太り,富を刈り取るべき時機にきていると考えるか,未ださらに肥育すべき時期と考えているかが不明である.
少なくとも,安全保障を考慮する必要がある国家に比べ,経済的利益のみを考える彼らの意識転換は遅くなると思われる.さらに,中国に育ってきた企業群の意思も入っているため,一筋縄ではいかないだろう.
しかし,中国以外の多国籍企業群がその本体を中国に移すことは,共産党がある限りにおいて,不可能であるため,中国の政治体制が変わらない限り,早晩,刈り取りの方向に動く可能性は高い.
日本にとってのもう一つの問題は,USAをはじめとする国家群の意思と企業群の意思が,反中国的な方向に動き始めたとしても,それが間に合うかと言うことである.中国の崩壊の過程が2013年末に始まる,あるいは既に始まっているとしても中国の拡大が止まるのは更に遅れるので,それまでに尖角諸島をはじめとする国境域に軍事行動として表出する可能性がある.
一度,紛争が生じると,憲法9条に縛られ,核を持たない日本は,これを防ぐにはUSAの力に頼るしか現在の所,術を持たない.
経済が悪化し始めた時,共産党は,挙国一致のため,国内の不満を外に向けるため,紛争を敢えて起こす可能性が大である.
よって,2013年は日本にとって,綱渡りの年かもしれない.
希望的予測としては,安倍内閣の円安,株価上昇による日本経済の回復と共に,参議院選挙で過半数以上を自民党が獲得し,憲法9条を改正するまで,尖角諸島の軍事紛争が起きないことである.そして,是非とも日本が核保有国にならなければ,中国の侵略を止めることはできないであろう.その時まで,USAの経済崩壊が食い止められ,かつ,中国の経済力が低下する数年後まで凌ぎきることが日本存続には必要である.
多国籍企業の中国からの資本脱出が進み,中国が軍事行動を起こす暇もないスピードで中国経済の縮小が生じれば,日本の危機は回避できるが,勢いが付いている経済が峠を越えるには,まだ時間が必要である.








閉塞感 極まった2011年の日本と正常性バイアス

年の瀬も迫り,2011年の日本を考えると,酷いものであった.
民主党が政権を握り,コンクリートから人へと寝とぼけた事を良いながら,災害多発地帯の日本のインフラ整備を削っているところに,現代日本人が経験したことのない大災害が発生した.それでも懲りずに,朝鮮半島,中国大陸を利する売国的な政策を次々に繰り出している.

ここ100年程度の歴史の中で,日本が行ってきた活動を否定し,特定の国に謝罪する外交姿勢が功を奏することなく,閉塞感が極限に至り,日本人の中には,外交に於ける厳しさに目覚め始めた人々が多い.
謝罪の外交が,相手に譲歩を生み出すことを期待するのは,日本人の優しさのためである.しかし,これは以前述べたように,地球規模で生き残り考える時,現状では日本人の弱さとなる.

先の大東亜戦争,太平洋戦争の原因に,様々な要因が絡んでおり,戦争が始まったのは,日本だけが悪いからだという一方的で誤った,戦勝国のプロパガンダに異和感を覚える人々も多くなっていると感じる.

戦前,国民を大いに扇動していたマスメディアが,ここに至って,戦勝国と戦勝国の政策に乗じて幅をきかし始めた勢力のsideに立った報道をしていることが明らかになった年であった.
今年ほど,マスコミの正体が明らかになった事はなかった.インターネットの御陰であるが,来年以降,そのような勢力のインターネットへの介入が大きくなることと思われる.
今でも,大手のニュースサイトは,テレビや新聞の報道の通りであり,国内の情報を取捨選択して流しているため,隠された情報を口にすると ”そんな裏サイトの情報ばかり口にすると奇異な目で見られますよ” というような意味のことを忠告してくれる人がいる.

人は災害の時など尋常でない,未経験の状況を経験すると,適切な反応ができず,呆然と立ち尽くしてしまうことが明らかになっている.
”正常性バイアス”という言葉を検索すれば良く分かりる.

http://www.bo-sai.co.jp/bias.htm
http://www.minamitohoku.or.jp/up/news/newword/normalcybias.htm

医療でも,災害でも日常業務でも出会うことである.
社会の変革時期にもあるはずである.社会が崩壊する時,大きな問題が差し迫っている時,全てそうである.

我々日本人と日本,いや,世界中が遭遇している事態は,大きな変革である.2011年はその始まりだったのではないか.

マスコミの報道は正しいと思っていませんか.正義に基づいて報道されていると思っていませんか.
政府の言うことは概ね正しいと思っていませんか.政治家は国家のことを考えていると思っていませんか.
専門家と言われる人々の発言を信じていませんか.
日本のような安定した国は海外から侵略を受けることはないと思っていませんか.
日本の通貨,円が暴落することはないと思っていませんか.

今年,これらは全て怪しいことがはっきりしました.
そんな事はない,体制の言うことは信じられる,という人が居たら,私には,他人を騙すための確信的発言であるか,正常性バイアスにはまり込んでいる人だと考える.

正常性のバイアスに落ちた人は,尋常でない事態に陥った時,逃げることができない.逃げようとしないのある.戦う体勢をとらないのである.
私は,日本国民が早急に目覚めて欲しいと思う.
早くしないと時間が無いのではないかと思うようになった.

日本人の大方が戦後受けてきた教育は,
自由,平等,人権を尊重し,博愛,協調を尊ぶというものだ.暴力を忌避し,第2次世界大戦の一部としての日本が関与した戦争は悪であった,との教えだ.
しかし,これからの日本の立ち位置は,これだけでは生存さえ危ういものになる.

生物の善は,生き残ると言うことである.一個の個体として生き残ることも,種として生き残ることも大切だ.
生物の体は,遺伝子の乗り物だと考えることもできる.
私たちは,生き残ることがまず第一である.これは社会的には生存権と言われるが,奴隷として生き残ることは辛い.虐げられて生きることは良い選択ではない.
自由,平等,人権を確保した上で,生きてゆきたいと思う.そのためには生存競争に勝たなくてはならない.

まだ,地球上の民族や人種は十分に均一にはなっていない.地球市民を名乗るには,多くの修羅場をくくらなければ,ヒトは均一な文化と思考を携えた状態にはなり得ない.
ユーラシア大陸の東の果てに国家を建設した日本人として今後も存在していきたいと思うならば,目覚めて欲しい.
地球市民を名乗り,日本列島は日本人だけのものではないと軽々しく発言するような独りよがりには,出て行ってもらいたいものだ.



青汁が効きます


点滴療法研究会

自由診療やanti-aging,美容に力を入れているクリニックがずらり.
放射線被曝に効くとか.
そんなに効くのですか? 
癌や化学療法のこと,ある程度勉強していますが,にわかに信じられません.
引用している論文
Pharmacologic doses of ascorbate act as a prooxidant and decrease growth of aggressive tumor xenografts in mice
http://www.pnas.org/content/early/2008/08/01/0804226105.full.pdf+html
では悪性腫瘍としてglioblastomaも使われています.この腫瘍には詳しいですが,普通,治療にビタミンCなど使いません.

この論文から,放射線障害に効果があるとか,言って良いんですかね.
2チャンネルにさえ,既に批判が出ていますね.
http://logsoku.com/thread/yuzuru.2ch.net/cancer/1248343958/

ワラにもすがりたい人々にまとわりついて,妙なものを売りつける,そんな奴らがいるんです.

私たちは,
”XXは効くんでしょうか,高いんですけど,ひと(他人)に勧められているんです.”ってな話を常に聞くんですが,答えはこうです.
”青汁が最も効きます.”
そして付け加えます.
”他のものを使うと,青汁の効き目は無くなりますから,気をつけてください”と.

青汁って,頑張って飲んでも,破産するほど飲めませんからね.

行うべき事

現在,様々なブログランキングを見ていると真実を求める日本人のブログが上位を占めている.しばらく前,金融株式市場に関するブログが数多く見られたが,現在のキーワードは真実の報道と愛国になっている.
大きな社会のうねりを感じる.
私たちは今,何をなすべきか.
テレビや新聞といったマスメディアの偏向報道からの脱却である.インターネット報道システムを立ち上げるべきではないかと思われる.真実を報道するシステムの構築である.
全国津津浦浦からニュースを投稿してもらえば良い.動画サイトの情報を有効に用い,既存のメディアから独立した情報発信の場を作るべき時が到来していると思われる.インターネットを利用できるテレビが作られ,普及することが予想されている今,このような主旨に沿った有線テレビも可能なのではないかと思う次第である.

国民に正しい情報を伝えることが,政治や経済を立て直し,日本に取って望ましい政策を実施するための世論構成に必要なことである.誤った情報に基づく騙しや売国的な制度制定を防ぐために是非とも必要な事であると考える.
もはや,日本の報道機関の流すニュースをそのまま鵜呑みにして,信じることを是と考えている者は,情報弱者か,利他国的特定集団のみであることを我々は知ってしまったのだから.

真実はどうなのか.

世の中の事は,見方や見る者の立場によっては違って見える.
アインシュタインも相対性理論の中でそのように説いている.

ところで,最近我々が受け取る情報は,何が事実で,何処までを真実として受け止めるべきなのか,非常に難しい.
特に,テレビの内容には注意が必要である.
あたかも,真実を報道しているような振りをして,視聴率稼ぎの嘘だったりする.真実のような見せかけで興味をそそり,「やらせ」がばれると,「バラエティー番組です」と開き直る.
「あるある大事典」の納豆ダイエットの嘘が問題になる前, 「あるある大事典」ではないが,突然職場に電話がかかってきた.
受付から「**テレビ局の方から電話で,部門責任者と話がしたい」と言っている,とのことであった.現在,責任者は不在である旨を伝えると,残っている者で話ができる人を出してくれ,と粘られた.忙しいところに突然電話してきて,結構横柄である.
内容は,「***にxxxxが効くという話があるのですが,そのことについて聞きたい.」とのことであった.
こちらが,「***にxxxxが効くという話は,何処から出た話ですか」と尋ね返すと,「兎に角,そのような話があるので,医学的に詳しいことを聞きたい」と一方的であった.
「***にxxxxが効くという話に医学的,科学的根拠を持ち合わせていません.個人的にもその話は,信じられないのですが.」というと
そのまま電話は切れてしまった.
真実かどうかは,どうでもよく,はじめからストーリーは決まっているのである.そして都合の良い話だけを集めていたわけである.

ニュース報道もどきについても問題がある.
幼い頃から,NHKをはじめとするニュース報道は,絶対に真実であると思っていたが,どうもこれも,相対性理論の中にあるようだ.
つまり,我々と,そのニュースに何らかの意図を込めて流す側の立場の違いがある.
これを避けるには,報道は,事実のみを中立的な立場で伝えるべきで,ニュースに対して,素人のような司会者やコメンテーターが片方に肩入れするような発言をするべきではない.彼らは,金をもらって仕事として発言しているから素人ではないのであるが,あまり発言に責任を持っているようには見受けられない.市民の味方のような装いをしているが,自分ではニュースソースを確認せず,言いたい放題になりやすい.
ニュースのバラエティー番組化には,毒もある.

夏休み

子供の夏休みが始まった.
自分は子供の頃,田舎の小学校にいた.朝,ラジオ体操のために少し離れた集合場所まで歩いていくとき,木立の下に続く小径には朝靄が漂い,ひんやりしているものだった.ラジオ体操から帰って来ても結構涼しく,朝食後に夏休みの友なんぞやっていると,蝉が騒ぎだし,暑くなってくるものだった.
あの子供の頃の感覚は何なのだろうか?
今の子供達も似たような感覚を味わっているのか.
年齢による違いなのか.
それとも,あの時代だったからなのか.

子供の頃の感覚は研ぎ澄まされていた.
齢と共に鈍ってくる.少し寂しい.

私は田舎育ちだったこともあり,小学校4年生ぐらいまでは,野山を駆け回り思いっきり遊んだ.
夏休みは,遊ぶためにあった.
幸せだったと今でも思う.

夏休みの自由研究なんかやったことが無かった.やろうと努力はしたが,昆虫採集も植物採集も鉱物採集も貝殻採集も完成したものはなかった.ただ,少数のお気に入りの収集物(大人から見ればガラクタ)が数年間机の引出しに残っていたりした.
親がかりでできあがったものは子供心にも分かるもので,そういうものには敬意を払わない風があった.

最近は子供の夏休みの自由研究は,親がやるものになっている.自由研究が義務になっている小中学校では,親の取り組みが不可欠だ.親の知識と経済力と時間が子供の研究結果に反映される.
インターネットで検索すれば,夏休みの自由研究を行うためのセットが売られている.
斯くして子供に理解できないような原理を使った自由研究ができあがる.

間違っているのではないか.

昨今の教育現場に見られるもの.
強制的なボランティア活動,
課題が決まっている自由研究,
子供を時間的に追いつめるゆとり教育,

意図的言葉のまやかしなのか,本気で唱えているのか,普通の語彙を持つものには意味不明である.