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夢と現と幻と

心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつくる

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株価リンク 対数チャート


NYダウ

ナスダック総合


アップル(AAPL)     10年で7倍

マイクロソフト(MSFT)   ○  10年で10倍

半導体

アドバンスド・マイクロ・デバイシズ(AMD)   ○

エヌビディア(NVDA)    ○

ASML ホールディングス NYRS(ASML)   ○


クラウド

クラウド ストライク ホールディングス A(CRWD)    △○

フォーティネット(FTNT)   ○

アマゾン ドットコム(AMZN)  プラトー

ドキュサイン(DOCU) 


広告

トレードデスク A(TTD)    △△

デジタル タービン(APPS)   △



ショッピファイ A(SHOP)         プラトー近い



  ○


ブリンク チャージング(BLNK) 

ブロック インク(SQ)
  プラトーから低下

CF アクイジション コーポレーション6 A(CFVI)


3Dソフト

ユニティソフトウェア(U) 








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お金 貨幣の事③

ある町に,銀行の支店ができたとする.この町には他に銀行はなく,初めての銀行であった.本店から1000万円が持ち込まれ,金庫に1000万円入っている.
この町にサムという若者が居て,お店を作って商売をしたいと考えた.彼は若く,まだお金は持っていないが,自分には商売の素質があると考えていた.だが,店を出すためには少なくとも1000万円は必要だ.働いて金を貯めるとすると年に100万円ずつ貯めても,10年はかかる.そんなに待っては居られない.そこで,最近できた銀行でお金を借りることにした.銀行の担当者ジェファーソンに事業計画を説明し,1000万円を借りることに成功した.
現在,銀行は,貸し出し(債権)1000万,金庫に1000万円.
サムは,負債1000万,銀行預金1000万である.
その後,サムは建設会社に行き,自分の店を作ってもらう契約を行い,1000万円を建設会社の口座に振り込んだ.
すると銀行は,貸し出し(債権)1000万,金庫に現金1000万円.
サムは,負債1000万,銀行預金なし
建設会社,銀行預金1000万円となる.
建物はできたが,売るための商品を仕入れる必要がある.追加の融資を銀行に依頼し,更に1000万円を融通してもらい,問屋で商品を仕入れ,問屋の銀行口座に1000万円を振り込んだ.
この時,銀行は,貸し出し(債権)2000万,金庫に現金1000万円.
サムは,負債2000万
建設会社,銀行預金1000万円となる.
問屋,銀行預金1000万円となる.
銀行は現金は1000万円しかないが,建設会社と問屋は,合わせて2000万円銀行に預けていることになる.建設会社と問屋が示し合わせて,銀行に行き,現金を全て引き出そうとすると,銀行は現金が足りなくなってしまうが,こんなこと,つまり,銀行が準備している現金より多くの預金を預かっている状態,があって良いのだろうか?
これは,お金 貨幣の事②でゴールドスミスに生じた,金庫の中に入っている金の量は,振出した手形の金額よりも少なくなってしまうことと同じである.現在の世の中では普通の事である.
これを信用創造という.重要な事なのでよく理解して欲しい.
信用創造とは、銀行は集めた預金を元手に貸出しを行っているのではなく、銀行が貸出しの際、借り手の預金口座に貸出金相当額を入金記帳することで、銀行保有のベースマネーといった原資を事前に必要とせずに、何もないところから新たに預金通貨を生み出すことである。この預金通貨は借り手が返済すると消滅する。(ウィキペディア2020/10/11)

この町に入ってきたお金は,現金として1000万円である.しかし,消費としてのお金はサムから建設会社に1000万円,問屋に1000万円で2000万円である.この後,建設会社に従業員にお金を払い,問屋も商品の製造業者や運送屋に支払いをするので,もっと消費される.
つまり,現金は1000万円しかないが,お金の働きは貸し付けを行うことで大きく増加するのである.

お金 貨幣の事②

17世紀のイギリスで,金匠(金の細工をする職業)が金を受け取ると,同等の金と引き換える事を記した証書(約束手形)を出していた.これがゴールドスミス・ノートといわれている.ゴールドスミスとはロンドンの金細工師で,両替商も営み,貨幣,貴金属の保管や貸し金も行っていた.当初は,振出した手形と,金庫の中の金の量は一致していた.

この手形の行方を見ていこう.手形の持ち主は,金が必要になったり,何か買ったりしたい時が出てくる.この手形の価値を皆が知り,信用されるようになると,この手形を換金せずにそのまま受け取って貰えるようになる.つまり,兌換紙幣として利用されるようになったわけである.こうなってくると,自宅に沢山の金を持っている人は,重たい金は常に持ち運ぶには重く,また,金庫がなければ,盗まれるかもしれないので,ゴールドスミス・ノートに替えて,現物の代わりに手形を持ち歩くようになった子かもしれない.後にイングランド銀行が銀行券(紙幣)を発行することになるが,これはゴールドスミス・ノートがもとになっているとされる.

それでは,手形を振出したゴールドスミスの方を見てみよう.当初は,振出した手形と,金庫の中の金の量は一致していたはずだが,お金を借りたい人がやってくると,利息を取って貸し出しを行うようになる.すると金庫の中に入っている金の量は,振出した手形の金額よりも少なくなってしまう.しかし,やっている事は現在の銀行と同じ事である.
これらの事の起こりは,生じた事象が先であり,法的な貨幣としての資格が決められる前に発生していることが興味深く,重要である.

お金 貨幣のこと①

お金,貨幣のことを書いておきたい.
私の知っているところでは,昔,メソポタミアの文明で大麦の束が,物を買うためのお金として使われていたとのことである.物やサービスを受けるための普遍的な価値として,価値の保存,価値の譲渡に用いられ始めたのである.その後,大麦の束は,長期保存に向かないし,嵩張ることも有り,タカラガイや金,銀がその役割を担うようになっていく.
銀の重さの単位としてシェケルという単語が紀元前3000年頃に使われ始める.ハンムラビ法典の中には”外科医が青銅のメスを使いアウィーレム(上級市民)階層の者に外科手術をしたら銀10シェケルの謝礼を受け取ることができる”と記載されている.たぶん,ジョージ・S・クレイソンの「バビロンの大富豪」のような世界(「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか )があったものと思われる.これは,是非一読すべき書籍であると思う.実際,読んでいて面白い.

宋の時代に交子といわれる世界初の紙幣がある.これは,銅の産出が少ない四川地方で使われていた鉄銭の預かり証として始まった.モンゴル帝国では,交鈔(こうしょう)といわれる紙幣が発行されている.紙幣として安定させるために,兌換準備金としての銀の準備が行われ,交鈔の受け取りを拒否したり偽造したりすると死刑とされた.初めは発行量が制限されていたが,徐々に発行量が増加し,価値が低下し,元王朝(大元ウルス)の消失と共に紙くずになった.
元で紙幣が使用されていることを,当時ヨーロッパから訪れていたマルコポーロが東方見聞録に記載している.


死の瞬間

以下のYouTubeに,ブレファリズマという繊毛虫が死ぬ瞬間が掲載されている.瞬間と書いたが,数十秒かけて,細胞膜が崩壊していく.
https://www.youtube.com/watch?v=4bj6SqgT4SQ&feature=youtu.be


これは,単細胞生物であるが,多細胞生物と同じように身体の一部分が機能停止しながら,一部分が未だ機能しているという状態を見せてくれる.動いている繊毛がヒトの脳であると考えてみよう.身体の一部分が崩壊し,最早,死を免れない状況が発生し,更に反対側の細胞膜が破れながらも繊毛を動かし続けている.ところが暫くすると,残った部分の細胞崩壊が急激に進み,繊毛構造が身体に固定されているところが,総崩れとなり機能停止する.あとに細胞小器官や細胞質などが残骸として残るが,機能することはできない.
このブレファリズマの繊毛運動の一つが,ヒトの脳活動で,あともう一本の繊毛運動がヒトの心臓であるとするならば,極めて直感的に,直接的に生物個体の死を感じることができるのではないか.

ところで,昔,ある友人と久しぶりに酒を飲みながら話をしていて,彼は,”酵母には出芽酵母と分裂酵母がある.出芽酵母の親酵母をずーと観察していくと,最後は老化して死に到達するが,分裂酵母はどっちが親か分からないのだが,ずーと分裂し続けても,老化して死ぬことはないのだろうか?”というのだった.既に30年以上前の事である.その答えが,
https://note.com/1965_08_07/n/nd396777b90c8にある.
分裂酵母には,老化はないのであるが,やはり1つの細胞は無限には分裂できず,あるとき分裂できない状態になって死を迎えるらしい.ただ,死のタイミングはそれまでの分裂回数には無関係で,集団の中である確率として発生するそうである.(もとの論文:Aging, mortality, and the fast growth trade-off of Schizosaccharomyces pombe



 

ワクチンの前に効く薬があるんじゃないの,新型コロナ肺炎

2020年8月3日のExiteニュースに
中共ウイルス 米亡命の中国人研究者、「中国高官は予防でヒドロキシクロロキンを服用」
https://www.excite.co.jp/news/article/EpochTimes_60359/
が掲載されている.

要点は,次の通り.
中共の中枢部は,新型コロナウイルスにヒドロキシクロロキンが効くことを知っている.
しかし,医療従事者や一般人民にはこの情報を公開していない.
その理由は,ワクチン開発による莫大な利益が失われないようにするためらしい.

2020年6月,食品医薬品局(FDA)はヒドロキシクロロキンをCOVID-19の治療に使用することを認めた緊急使用許可を撤回しているが,ヘンリーフォードヘルスシステムは7月2日、ヒドロキシクロロキンによるCOVID-19の治療効果に関するレポートを発表し,それによると,ヒドロキシクロロキンを服用した感染者の死亡率が13%で,服用しなかった感染者の死亡率は26.4%であった.米医師組織「アメリカン・フロントライン・ドクターズ(American's Frontline Doctors)」に所属する医師約20人は7月28日、ワシントンDCで記者会見を開き,科学界と左派メディアが「虚偽の情報と宣伝と科学データ」で、同薬の治療効果を隠そうとしていると非難した.

これって,日本におけるアビガンも同じ構図が見えてるんじゃないかな.

 
 
 

気候変動と未来

先日,「人類と気候の10万年史」を読んだ,というか,聴いた.audiobookで聴いたのである.
福井県に水月湖という湖がある.三方五湖(みかたごこ)の一つで,このうちの最も大きい湖が水月湖である.名前を聞いただけでも,惹かれるものがある.この湖の湖底にはゆっくりと積もり積もった堆積物が,長年破壊されず,綺麗な縞構造を保ったまま保存されているとの事である.それを年縞(ねんこう)と言う.7万年分以上が堆積しているらしいが,そのうち過去5万年が,時を測る「標準時計」として世界に認められているとのことである.
コロナウイルスの蔓延が落ち着いたら,是非行ってみたいところである.7万年分の堆積物は45mになる.
この本は,この
年縞をもとに話が展開するわけであるが,長期的な地球の気候につて言及している.本書で学んだことは
・基本的に寒い時期が多く,氷期と氷期の間に暖かい間氷期がある.
・現代の温暖化予想より急激な温暖化が過去に認められる.
・気候には安定期と変動期があり,変動期の温度変化は短期間に訪れ得る.
・農耕が始まった時期は,気候が安定し,長期的な予測が成り立つようになってからである.

現在,地球は間氷期の暖かい時期を終わろうとしているようである.

ミランコビッチ・サイクルで表される日射量の変化は、
1.地球の公転軌道の離心率の周期的変化、
2.自転軸の傾きの周期的変化、
3.自転軸の歳差運動
によるとされる.
ウィキペディアのミランコビッチ・サイクルを見ると,以下,引用のようになっている.(地質時代における気候変動との関連,2020/7/5時点)
最近100万年で見ると、公転軌道が正しい円に近づいた90万年前と75万年前と39 - 40万年前には、北緯65度における日射量が1m2あたり480W付近であり変化の少ない日射量の期間である事が表から見て取れる。

それと比べて、95万 - 100万年前と60万年前及び20万年前には公転軌道が比較的ひしゃげて楕円になったこと、自転軸も安定的な80万年前には22.3 - 22.7度前後の変動であったものが22.5 - 24度の間を激しくゆれ動くようになったことなどから日射量が440 - 540Wの間で激しく変化し、寒い氷期と温かい間氷期が繰り返された事が読み取れる。

私が生きている間は,たぶん大丈夫であろうが,今後,気候変動が激しくなると,災害のみならず,農耕自体が難しくなる可能性もある.
長期的に,安定した食料を入手するためには,農作物工場を作らなくてはならない.
世間的には,太陽光発電や風量発電が,正しい方向のように言われているが,間違っているのかもしれない.本当は,今やるべき事は,原子力発電所を建てる技術を磨き,農作物工場を賄えるようすることかもしれない.
さもなければ,食糧危機で治安で治安の乱れた世界が訪れるかもしれない.
コロナウイルスが始まった2020年は,あっという間に世界が変わった.安定に見えていたものも,相転換するときは,急激に変わるものである.

audible

コロナウイルス感染 覚え書き1

2019年11月22日,中国,武漢で「原因不明のウイルス性肺炎」として最初に報告されて以降,中国大陸に広がり,さらに中国以外の地域に拡大していった.

2020年1/20の厚生労働省ホームページの中華人民共和国湖北省武漢市における新型コロナウイルス関連肺炎について(第5報)(1月20日までの武漢市やWHO等から発表された内容を踏まえ、第4報から下線部分を更新しました.(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08998.html)によると,”1月20日現在の状況及び厚生労働省の対応についてお知らせします。.....1.本疾患について
・感染経路:不明。ヒト-ヒト感染の明らかな証拠はない。また、医療従事者における感染例も確認されていない。”となっている.

一方,“封鎖”武漢で暮らす20代女子の日記(その1)(https://news.yahoo.co.jp/byline/nishiokashoji/20200309-00166738/)によると,”(2020年)1月11日にはウイルス性肺炎で61歳男性が死亡”,”20日には中国政府の専門家が「人から人への感染確認」と発表した。”とある.そして,武漢は2020年1月23日い封鎖された.

2020年1月28日, 新型コロナウイルスのヒトからヒトへの二次感染が28日、日本国内で初めて確認された(60代,バス運転手 https://www.asahi.com/articles/ASN1X72W9N1XULBJ012.html

2020年1月31日,WHOは「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態 (PHEIC)」と宣言

2020/2/2 私は首相官邸にメールした.
「もはや,中国渡航歴がないからといって,コロナウイルスの感染疑いから外すことは,合理的でない状態であると考えます.早急に感染チェック(PCR)のための検体受け入れができる病院,研究施設を整備していただきたいと思います.感染していたら自宅待機,肺炎症状が悪化したら,指定医療施設に入院,という方法しかないと考えます.」

2020年2月3日,WHOの本部での執行理事会の冒頭,テドロス事務局長は、新型のコロナウイルスの感染が世界に広がる中、中国から渡航する人の入国を禁止する国が相次いでいる現状について、「渡航や貿易を不用意に妨げる必要はどこにもない。証拠に基づいた決定をするようすべての国に求める」と述べた.この時,テドロス事務局長によると、新型コロナウイルスによる肺炎による2日時点での死者数は361人、感染者数は1万7000人を超えた。感染は中国国外では少なくとも23カ国で感染が確認されている(https://jp.reuters.com/article/china-health-who-idJPKBN1ZX28C)。

2020年2月28日に,WHOは世界規模で流行する危険性が「非常に高い」と評価した.

2020年3月5日 日本政府は中国人と韓国人に発給したビザの効力を停止し、香港とマカオ、韓国に対するビザ免除措置を停止すると発表した。中国と韓国からの入国者は全員、検疫所長が指定する施設で14日間待機し、日本国内では公共交通機関を利用しないよう要請した。

2020年3月11日,テドロス・アダノムWHO事務局長はパンデミック相当と宣言した.

2020年4月8日 中国・武漢市、都市封鎖を解除

再開します

以前,放置していたブログを再開し,また暫く,書いてみようかと思う.
内容は,何でも,関心のある事を書き付けておきたい.

卑下する

”卑下する”と言う言葉は,昔,自分のことをへりくだる場合にのみ使う言葉であると習ったし,辞書にもそのように書いてあったと記憶している.
しかし,最近のネットでは,特に半島からの翻訳記事で,”日本が,韓国を卑下するとはけしからん”というような”他人を見下す”という意味で使ってある.
言語は変化するものであるが,このような状況で変化させられるのは,うれしいことではないな.

昨今のこと

日本人は,我慢して何も言わないが,堪忍袋の緒が切れると突然として立つ,傾向がある.
現在,チャイナ,朝鮮のプロパガンダに押され,国際世論的には窮地にある.USAなどの海外紙でも,安倍内閣のことを,右翼的であるとか,”日本が中国を挑発して,USAは戦争に巻き込まれる”,とかささやかれ始めている.

安倍総理の戦後レジュームからの脱却,という考え方は,日本人には良く分かるが,まだ,早い.
第2次世界大戦後の世界はUSAと戦勝国の力で形成されてきたものである.

”永遠の0”は,書籍として読んだ.日本人としては良く分かる.だが,東京裁判は,戦勝国の罪を隠すための茶番だった,と言ってはいけない.
日本人の価値観を露骨に表出することが国益にならないことを考えるべきである.

日本は少なくとも,欧米先進国の戦後価値観に異を唱え,世界中を敵に回すような発言を控えるべきである.

靖国参拝まではよい.
南京の虐殺は嘘である.
慰安婦問題は日本の正当性を主張すべきである.

しかし,東京裁判の否定,ホロコーストの否定は禁忌である.調子に乗って,言いたい放題の有名人がいるが,よく考えて欲しい.

まず行う事は,マスコミの浄化である.
そして,国力(経済力と防衛力)の蓄積と国際的な情報戦への取り組みである.

2013年末にあたって

2013年も終わりに近づき,第二次安倍内閣が1年を迎えた.この1周年に安倍総理が靖国神社に参拝した.喜ばしいことであると考えている.

小泉政権で総理が参拝した時,USAは特に批判めいたことを発表しなかったが,今回はアメリカ大使館から”失望した”という言葉を含むコメントが出された.言葉のとおり苦言を呈したものか,チャイナをなだめるためか,または,チャイナが尖角に手を出すように誘いを掛けているのか,色々と推測されている.真意が何であれ,今回のコメントは日本国民に,”結局,USAに頼ってばかりはいられない”という感覚を呼び起こしたと思われる.

この1年で,韓国は真正の敵国であることがはっきりしてきた.チャイナや朝鮮のような傍若無人な発言と行動をとる者達に比べ,日本は控え目で文句を言わないことが多かった.USAとしては,チャイナを不必要に刺激したくないし,韓国を同盟国として引き留め,日本と協力関係を維持させたい,と考えているため,”失望した”のであろうが,日本人はすでに,この状況にうんざりしている.韓国が表面上,同盟国のような振りをしても,すぐに寝首をかくような裏切りを行う国であることを学んでしまった.

歴史認識の点からすれば,日本が日本の歴史と伝統に改めて目覚めることはUSAをはじめとする欧米社会は好ましくないと考えているかもしれない.第二次世界大戦とその戦後処理の正義は戦勝国である欧米諸国にあるとの基本が崩れるからである.だから,日本の性急な第二次世界大戦の歴史認識の変換は,欧米に不安と危惧を引き起こす.だが,長期的には歴史認識は修正されるものである.しかし,だからと言って,日本が大東亜戦争の仕返しをUSAに対して試みることはない.なぜなら,近代以降,日本は自国の存立が危機に陥った時しか戦っていない.今後も領土を攻められるか,通商を妨げられ,国が危うくなるような場合しか,戦わない.

振り返ってみれば,小泉元総理がUSA寄りであったこと,小沢元幹事長が中国になびいていたこと,民主党が政権を取り,売国的な活動を行っていたこと,その後,安部氏が自民党総裁,総理大臣に返り咲いたことなど,最近になり,全てが国際情勢の中の必然であったように感じられる2013年末である.

韓国と今後どうするか

韓国との竹島問題に関して,私たちが認識し始めたのは2006年ころからだったと思うが,それ以来インターネットを通じた韓国情報は日本人の間に広く認識されるようになってきた.
日本海を隔てて,隣の国であるが,これが何とも困った性質を備えた民族の国である.

本質は何なのか?
支那に長年支配されてきたため,嘘をついて,その場の責任追及から逃れる性質が,民族の遺伝子に強く保存されてきたのかもしれない.激しやすい性格から始めた反日教育が国民の中に完全に浸透してしまっている.ここまで来ると,民族的な大きな危機か何かが生じない限り,後戻りが出来ない状況であろう.
大統領から,反日的発言を繰り返し,自分たちの思い込み歴史に基づいた歴史認識による謝罪をストーカーの如く繰り返している.

竹島を不法に占拠し,間違った歴史教育と反日教育を強化しているので,普通の隣人としての対応は不可能である.

加えて,中国の台頭により,日米より中国への傾斜を強め,中国に事大するため益々反日的になっている.
戦後の賠償問題を含め,対馬の仏像の件,対島領有の戯言など,国際条約や取り決めを踏みにじる行為が増加している.既に法治国家の呈を失っている.たぶん,中共の政治レベルまで法治の精神が低下すると予想される.

韓国の朴槿恵(現時点で大統領)の「1000年恨む」発言にも現れているとおり,彼らは,歴史問題をでっち上げることにより,日本に対して優位に立ち,金を出させることが目的である.

日本がやるべき事がいくつかあると考えられる.

1.韓国に対し,誤った歴史教育を止めるように要請すること
これは,歴史認識ではなく,過去の事実としての歴史のことである.

2.韓国に対し,国際法や条約を遵守するように求めること.遵守されない場合,報復的措置を講じること.

3.日本国は日本企業や日本人に対し,韓国と関わりを持つことに伴うリスクをしっかりと表明すること.

4.誤った情報を流すメディアに注意や指導を行えるように法整備すること.

5.韓国に対しては,外交上の婉曲な表現を止め,はっきりと日本の意思を伝えること.

6.韓国の実施する我が国への不利益に対して,報復を行う事.


最後に強調するが,韓国に対しては,はっきりものを言うことと,彼らの引き起こす日本人や日本国への対応に対して,きっちりと報復的措置を講じることが,次の軽挙妄動への抑止力になることを,そろそろ我々も認識しなければならない.

元気出せ,日本

2013年5月23日は,アベノミクスによる株価上昇中に,一転として暴落が起きた.
25日移動平均線からの乖離も大きくなっていたので,まあそろそろ,そんな時期だったのであろう.
翌日の値幅も1000円超えであった.

間近のCME日経225チャート 円建て(Globex)は,14300円あたりにいる.16000円近くから1700円ほど下落したことになる.
今年は1月が10000万円台であり,16000円手前で躓いた所である.1986年は,1月が13000円台である.そして,15966円で躓いているのである.1000円ほど下落している.上昇のスピードが速かったのも同様である.1986年はその後,上昇スピードを低下させたが,上昇が続いている.
今回も,7月には16000円を超えて行くであろう.
何故そうなのかと,言われれば,アベノミクスが変更されていないから.そして,まだまだ,始まったばかりだから.

1929年のアメリカからの大恐慌ですが,ダウが暴落前の値に戻るのに25年かかりました.
日本は1990年からだらだらと下げ始めましたが,それから,現在2013年で24年目に当たります.
日本の金融政策は大転換しましたから,これをきっかけにした株価上昇は,時代の転換点になるはずです.

2-3年で38957円を超えてくるのではないでしょうか.

海賊とよばれた男

『海賊とよばれた男』を読んだ.出光興産の創業者,出光佐三の生き様が清々しく,感動的であった.

自由貿易の名の下に多国籍企業の利益を最大化するために仕組まれた,TPPについて,佐三は何と言うであろうか.
国民と国があっての企業,という時代は過ぎ去った.
USAの国民もTPPに大きな危惧を抱いている.
http://www.youtube.com/watch?v=oPo8SOD9ig8

自由で公平な商いを求めた佐三のような実業家と,時に現れる国を思う志高き官僚が,現在の日本にも残っていることを望むばかりである.99%の凡人が流されそうになっても,本質を見抜く1%の志高きエリートがいれば,国は救われるのであるが,我が国にその1%が残っているであろうか.

日米首脳会談終了

2013年22日昼(日本時間23日未明)の日米首脳会談については,色々な意見がある.日本は冷たくあしらわれた,とする論評もあるが,概ね成功だったのではないか.
安倍首相は,できることはできるように,困難な事は,難しいと伝えたに違いない.
国益を捨て,米国にすり寄り,歓待してもらった隣国の大統領とは違い,実務的で,信頼感があり,タフなnegotiatorとオバマには映ったのであろう.
アメリカも実務的に応じたと考えている.
日本に取って,総理大臣が歓待されるときと言うのは,小泉純一郎のように,アメリカの要求丸呑みの時である.

もっと複雑なことに対するアメリカの反応を探っていた可能性がある.憲法改正,北方領土,非核三原則の廃止,もしかしたら核武装について,とか.

日本がもはや普通の国に戻っていく路線に乗ったことは間違いない.
やっと戦後が終わるのである.
反日,GHQがその種をまいた日教組に教育を受けた左翼的思想の団塊の世代がもう少しで一線を退く.
日本は日本人の国であることを意識する人が多くなるはずである.平和主義を唱えれば,全てが許され,丸く収まるという,お花畑思想が根本的に廃れるのである.

それにしても,今の自民党はこれまでの所良くやっている.常識的で実務能力が高い.
これは,三年余りの野党時代の研鑚の賜であろう.思うに,谷垣総裁の頃に,妙な考えの人間が自民党から離れた御陰ではないか.谷垣総裁,良い仕事をなさいました.

TPPは参加しないが最良の選択である.しかし,アメリカをなだめながらやっていかなければ,まだ丸腰の日本は独り立ちできない.そのためには多少の譲歩をせざるを得ない部分がある.
TPP他,これまでのアメリカの要求に泣いてきた日本であるが,その頸木からから逃れるためには,軍事力の増強が必要である.chinaに優越する力を得ることが,真の独立の秋であろう.

日本株

アベノミクスがアメリカをはじめとする海外の批判により頓挫するのではないかとの意見があるが,私はアベノミクスによる経済活性化は当面続くと見ている.
理由は,しばらく日本に経済力回復の時間を与え,中国を抑えておくためである.
アメリカにとって,現在の中国は力をつけすぎ,徐々に手に負えない国になりつつある.合衆国政府としては,2番手を叩くという従来の定石どおりの対応である.合衆国の経済が悪化せず,日本が合衆国の脅威にならない程度までは,許すはずである.
欧米系の国際金融資本,多国籍企業に取って,現在の政治体制の中国からの富の収穫は徐々に効率が悪くなっているため,当面は大きな抵抗をしないのではないか,と考えている.それよりは,憲法を改正し,軍隊を持つ国に変貌しようとしている日本に,武器を売りつけるために,日本経済を少し回復させる必要があると考えているのではないだろうか.

だからといって,我々が安心することはできない.日本に武器を売りつけた後には,それを使わせ,更に売りつけることが商売だから.

さて,注目しなければならないことは,
合衆国の景気が悪くならないこと,見国景気が悪くなるようならば,ドル高を抑えようとするであろう.
長期的に,USAの軍事力世界一を維持しようと連邦政府は考えるが,ここに入り込んでいる多国籍企業にとって,大事なことは収益向上であるから,収益構造が崩れるようならば,日本への圧力が強まる.
中国の政治体制が変化し,多国籍企業にとって,本拠地とできる環境(本社が置けるほどの安定した社会)が整えば,合衆国を見捨て,中国へ宿主変更が起こりうる.しかしこれは,かなり先のことになりそうである.

よって,当面はアベノミクスは継続可能であろう.
全体的にアベノミクスがうまく行き,景気と株価が伸びるのか,疑心暗鬼であるため,少し上昇すると,反対売買で利益確保の行動が生じるが,トレンドは当面,日本株上昇であろう.


2013年の希望的観測

難しい2013年が明けた.
今年を希望的に占ってみたい.
おみくじは2回別々な神社で引いて,2回とも大吉であった.幸先は良い.
去年末から株価は上昇し,円安傾向である.
年末の衆議院選挙で自民党が勝ったからでもある.
それまでの3年間の暗く沈んだ政治環境に比べれば,大きな変化である.この変化に期待する国民の心も経済には影響する.
安倍総理の誕生は,日本の政治にとって大きな出来事であったと考える.それは,中国の巨大化の中で,民主党の売国的な政策が行われ,多くの日本人が目覚めたからである.

旧ソ連邦が崩壊し,USAが一人勝ちの状況が訪れ,世界の2番手が日本になったときから,USAの標的が日本になっていたと思われる.同じ民主主義国家で有りながら,USAを脅かす仮想敵国になっていたと考えられる.そのため,パパブッシュ,クリントン,子ブッシュと日本の国力(経済力)を削ぐことに力を尽くしてきた.
小泉純一郎時代の竹中は日本の株価を徹底的に引き下げ,海外勢が安く買いたたくチャンスを与え,日本の経済を毀損してきた.同じ流れの中で,中国に投資を進め,中国を太らせる政策を実施してきたのであろう.
更に,国際金融資本の計略により,グローバル化という耳障りの良い言葉と共に新自由主義という経済のためなら弱者からの収奪を許す法案がUSAを筆頭に自由主義社会の国々に蔓延してきた.
そして,現在,世界は国家の意思と国際金融資本と言われる巨大企業群の意思が部分的に重なり合い,場合によっては異る理想を掲げてぶつかり合う時代に突入している.
勿論,昔も富めるものたちの活動はあったであろうが,ほぼ世界中を股にかける企業活動と,実体経済を振り回すほどの金融活動がこれほど大きくなった現在では,富めるものの力は国家(国民の意思)を大きく左右するようになっている.幸いにして,インターネットの普及により,新聞,雑誌,テレビなどの影響力が徐々に小さくなり,国民が隠された情報にアプローチできるようになってきた.しかし,インターネットの玉石混淆の情報から,意味のある情報を探し出してくるのは,activeな少数であり,国民の大方がそのような環境を手に入れるためには,ある程度の経済的なゆとりとリテラシーが必要である.未だに民主党に投票した国民がいたことは,昨年の選挙時点で,覚醒していない国民(あるいは,確信犯的に民主党を支持している市民)がいることを物語っている.

さて,オバマ大統領の前半は,中国が裕福になれば,懐柔するうちに自由主義社会の一員としての自覚を獲得してもらえるとの仮定で,中国に対応していたが,それが幻想であることが徐々に顕わになり,2期目は,中国を明らかに敵対国と認識し始めている.中国は,中華思想で近隣諸国を飲み込みながら,国力が大きくなり手が届く範囲は全て我が領土,領海と考えている.

そこで,再び,USAは日本を中国との戦いの橋頭堡と考えている事であろう.
そうであるならば,USAにとって,日本の経済を多少なりとも立て直し,中国の経済力を削ぎ,太平洋の防衛力を強化することが国益に叶うわけであるから,安倍政権をサポートする必要が出てくる.行き過ぎた円安の是正を許可する可能性があり,中国に取り込まれつつある韓国のウォンが高くなっても致し方ないと考えるはずである.TPPは日本に取って好ましい事ではないが,日本としてはUSAとうまくやって行かなくてはならないので,不本意ながら最終的には参加しなくてはならないかもしれない.しかし,そこはお互いの安全保障のために譲歩しあうことがUSAと日本の間では必要になる.
ところが,ここで問題になるのは,国際金融資本形成多国籍企業の動向である.彼らは,どう考えているか.と言っても彼らは,中心人物がひとりではないため,多種多様な意思の総意として動くことになる.中国がもう十分に肥え太り,富を刈り取るべき時機にきていると考えるか,未ださらに肥育すべき時期と考えているかが不明である.
少なくとも,安全保障を考慮する必要がある国家に比べ,経済的利益のみを考える彼らの意識転換は遅くなると思われる.さらに,中国に育ってきた企業群の意思も入っているため,一筋縄ではいかないだろう.
しかし,中国以外の多国籍企業群がその本体を中国に移すことは,共産党がある限りにおいて,不可能であるため,中国の政治体制が変わらない限り,早晩,刈り取りの方向に動く可能性は高い.
日本にとってのもう一つの問題は,USAをはじめとする国家群の意思と企業群の意思が,反中国的な方向に動き始めたとしても,それが間に合うかと言うことである.中国の崩壊の過程が2013年末に始まる,あるいは既に始まっているとしても中国の拡大が止まるのは更に遅れるので,それまでに尖角諸島をはじめとする国境域に軍事行動として表出する可能性がある.
一度,紛争が生じると,憲法9条に縛られ,核を持たない日本は,これを防ぐにはUSAの力に頼るしか現在の所,術を持たない.
経済が悪化し始めた時,共産党は,挙国一致のため,国内の不満を外に向けるため,紛争を敢えて起こす可能性が大である.
よって,2013年は日本にとって,綱渡りの年かもしれない.
希望的予測としては,安倍内閣の円安,株価上昇による日本経済の回復と共に,参議院選挙で過半数以上を自民党が獲得し,憲法9条を改正するまで,尖角諸島の軍事紛争が起きないことである.そして,是非とも日本が核保有国にならなければ,中国の侵略を止めることはできないであろう.その時まで,USAの経済崩壊が食い止められ,かつ,中国の経済力が低下する数年後まで凌ぎきることが日本存続には必要である.
多国籍企業の中国からの資本脱出が進み,中国が軍事行動を起こす暇もないスピードで中国経済の縮小が生じれば,日本の危機は回避できるが,勢いが付いている経済が峠を越えるには,まだ時間が必要である.








のぼうの城

今年2つめの映画を見てきた.レ・ミゼラブルを見に行くつもりであったが,上映時刻がスケジュールに合わなかったことと,映画検索していたところ,のぼうの城がおもしろそうであったため,こちらにした.
結構おもしろかった.籠城の話だが,討ち死にでないため,年始に見るには,よかった.弱者が頑張る姿は痛快ではあるが,非常に危険な綱渡りである.映画を見ながら,忍城が現在の日本の姿と重なって見えた.
大きな2つの勢力に影響され,どちらに付くか,どの様に振る舞うかが大きな思案どころである.
今年ぐらい,正念場であろう.

スカイフォール

映画を見てきた.
ダニエル・クレイグが演じる007 スカイフォール Skyfallである.映画館に行く途中に意味は何だろうと話した.
空から落ちる,つまり落下することか.
空が落ちてくる,つまり,大変な事みたいな意味か.チキン・リトル(Chicken Little)みたいに.

映画では,ボンドが落下していた.そして,敵を迎え撃つジェームズの育った場所の名がSkyfallであった.
帰ってきてインターネットで調べると,「天が落ちようとも(この世が終ろうともの意)正義を成就させよ」とのラテン語の格言があるそうな.
fiat justita ruat caelum, a legal phrase that means "justice must be done, even if it means the sky falls"
他に,
lot of rain (and probably second name for London)
name of the operationでSkyfall sounds similar to Thunderball and this may not be a coincidence.
などがあった.

いずれにせよ,ボンドが時代遅れの年寄りスパイで,既に役立たずになっている,また,現代の民主主義の情報公開の中で,スパイの活動を古くさいものであるとする社会は諜報機関は必要ないと見なしている,との設定である.しかし,その時代遅れが,立派に機能することになる.
裏の世界に対応するためにMI6のような諜報機関が必要であるとの釈明を議会で行う場面があるが,その内容は,日本に向けた話のように思えた.
今回の007は,これまでと異り,ハッピーに終わったとは言い難い.問題提起の文学のようなできあがりである.これも高齢化社会の断面なのか,と思わされる次第であった.