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夢と現と幻と

心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつくる

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成功の種

今ここに一冊の本があり,題名は”思考は現実化する”というものである.
数年前に一度読んだ.その後,数人の人に勧めた.そして昨日から再び読みたくなりページをめくっている.

最近は,成功するための本がいくつも出ている.成功の定義にもよるが,それらの本の中には,レバレッジを効かせて資産運用をする事を中心に書かれたものが多数あり,それらの書物の著者は,先を見通し,社会の制度を上手く活用すべきであることが述べられている.代表は,”金持ち父さん貧乏父さん”であろうか.ロバート キヨサキ氏の著書を読んだ時,その内容に関して,「どこかで読んだ内容だな」と思った部分がある.正確な表現ではないかもしれないが,ロバート キヨサキ氏は,金持ちになることをイメージして金持ちのように考え,振る舞うことが大切であり,”自分には不可能だ”と考える事から脱却しなくてはならない,と述べている.

私が何冊かの成功本を読んだ時,「どこかで読んだ内容だな」と感じるのはまさしくこの「”自分には不可能だ”という固定観念を打破しなくてはならない」という部分である.これが全てに共通している根元的な部分のような気がする.ナポレオン・ヒルの”思考は現実化する”の中に書かれている最も重要なキモであると私は理解している.

ナポレオン・ヒルは,アメリカ合衆国ヴァージニア州南西部のブルーリッジ山脈にある小さな村で生まれたそうである.私は以前ヴァージニアに滞在したことがあり,ブルーリッジのシェナンドウ国立公園辺りを家族でドライブしたことがある.現在では,合衆国東部の豊かな自然を満喫出来る場所であろうが,彼が生まれた1883年当時の暮しは辛いものであったろうと容易に想像がつく.何故なら,T型フォードの生みの親であるフォードは,未だ世に出ていないのである.ドライブは無かった時代なのだ.ナポレオン・ヒルが鉄鋼王アンドリュー・カーネギーに「今後成功する人物」としてはじめて紹介されたのがヘンリーフォードなのだから.

1908年、25歳のナポレオン・ヒルが73歳の成功者アンドリュー・カーネギーに出会った事が全ての始まりである.カーネギーがナポレオン・ヒルを通して残した精神的な遺業が”成功の秘訣の体系化”であり,その案内本が”思考は現実化する”である.
はじめは軽い気持ちで一読することをお勧めする.収集されたエピソードは読んでいて楽しい.何か事業をやろうとする人には特に有用と思われる.そして,元気の出る本である.
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